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清水 友貴 (Yuki SHIMIZU)

博士後期課程 日本学術振興会特別研究員

研究領域:
テスト理論,計量心理学
研究テーマ:
不注意回答の悪影響を取り除く分析モデルの開発

研究の詳細

 質問紙調査は,データを収集するために広く用いられる手法です。しかし,回答データには疲労や眠気などにより,意図しない不注意回答が含まれてしまいます。このようなデータは分析に悪影響を及ぼすため,取り除く必要がありますが,その判断は難しいです。そこで,回答中の注意力を推定することで,あらかじめ不注意回答の影響を補正した分析をするモデルの開発を行っています。

ひとこと

 統計と心理学,特にバイアスに出会い,自分は物事を正しく捉えたり予測したりする試みが好きだということに気が付きました。とはいえ,その思いを満たすにはどちらもまだまだ勉強が足りませんが。自分の携わった研究で,広く使われるようになるモデルを生み出せるように精進していきたいです。

研究業績

論文

学会発表

  • 清水友貴・上田皐介・石井秀宗 (2024.9). 係留ビネット法における仮想人物の呈示法の違いが回答に与える影響―項目反応モデルによる検討― 日本行動計量学会第52回大会, 大阪経済大学.
  • 清水友貴・上田皐介 (2024.8). 仮想人物への不適切な評定を抑制する同時呈示式係留ビネット法の提案―事前登録済み実験による検討― 日本テスト学会第22回大会, オンライン.
  • 清水友貴・石井秀宗 (2023.8) 不注意回答を含むデータを考慮した項目反応モデルの提案. 日本行動計量学会第51回大会. 青山学院大学.
  • Huang, S., Shimizu, Y., & Ishii, H. (2023.8). Enhancing accuracy and robustness in the detection of differential item functioning through a Multi-Detectors Combination approach. 日本テスト学会第21回大会, オンライン.
  • Shimizu, Y. (2021). Modeling the fluctuation of inattention in responding to questionnaires. IMPS2021, Bologna, Italy.

受賞

  • 第17回日本テスト学会大会発表賞 (2023.11)
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