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 このページでは,高井研究室についてご紹介致します。

 高井研究室は,社会心理学と文化心理学を専門としております。文化心理学を専門とする研究室は,全国的にも非常に希少であり,中部圏では当研究室が唯一の文化心理学を専門とする研究室として活動しています。
 社会心理学と文化心理学は,その他数多の科学同様に,切り離して考えることができない領域です。特に,私たちが日々生活する上で必ず接する“文化”の中で,人がどのような意思決定をしたり,どのように行動を決意したりするのか,そして,実際にどのような行動に出るのかを科学しています。
 また,社会心理学の一分野であるコミュニケーションについても,学際的なアプローチを試みています。

 高井研究室では,国際学会での発表,そして国際学術誌への投稿など,積極的な国際展開の推奨を始めました。外国語による学会発表,論文作成を遂行することができるメンバーが多く,より一層の国際展開が望まれます。従来の日本における学術研究は,西洋で確認された現象や概念の追試的研究が少なくありませんが,文化圏が異なる地域においての常識が,日本においての常識と一致するとは考えにくいと思われます。これからは,日本で確認された現象を,どんどん海外において公表し,日本のアカデミック・スタンダード向上に貢献できる人材を育成します。

 高井研究室が開催母体となっております研究会に,“文化と心理学の研究会”があります。心理学者だけでなく人類文化学者や,言語学者,諸科学を専攻とする大学院生がメンバーとなって,学際的な研究発表が行われています。
 また,高井研究室のメンバーは,吉田俊和先生主催の名古屋社会心理学研究会のメンバーでもあり,常に良質な刺激を受けております。名古屋社会心理学研究会については,吉田研究室のホームページ(“リンク”のページから進めます)をご覧下さい。

 “Varietas”は多様性,“Delectat”は好まれる,という意の,古代ローマの哲学者,キケロの言葉です。多様であることは,単一であることよりも好ましいことが多いものです。本研究室でも,様々なテーマ,研究関心を持ったメンバーが所属しています。自分のフィールド以外で活躍する人から様々な刺激を受けたり,情報を交換しながら研究を進めています。当研究室での研究テーマは多岐に渡り,多角的で,独創的であると同時に,論理的であることが満たされれば,一切の制限を設けておりません。

 熱意溢れる皆様からの連絡をお待ちしております。進学情報,入学試験の情報につきましては,“進学情報”のページをご覧下さい。

Copyright 2006-2008 Takai Laboratory, Graduate School of Education and Human Development, Nagoya University