野口 裕之の画像

専門領域について
Q どのようなきっかけでこの学問を始めたのですか?
高校時代からヒトの性格や能力ということに関心がありました。そして、数学が少し得意で、理科が大の苦手でした。気がついたら心理学をやっていました。


現在の研究について
Q 現在の主要な研究の内容を教えてください
一言でいうのは難しいのですが、とにかく弱い立場にあるヒトの役に立つことができたらよいと思いながら、研究を続けています。現実には心理学が悪意なく強者の手先になっていることもありますよ。しっかりと世の中を見つめて下さい。

Q 今までの研究で一番心に残っている出来事、ハプニングを教えてください
なかなか難しいのですが、やはり現実とかかわっている研究が一番面白いですね。


講義について
Q 授業のねらい、背景を教えてください
私は詳細を厳密に講義するのではなく、大枠を理解してもらうことを常に目標にしています。それは、詳細は自分で勉強すればよいと考えているからです。


学生へのメッセージ
Q 求められる学生像を教えてください、またその他なんでも結構です。
正しいことをどこまでも主張する勇気を持って下さい。 時代におもねっても、時代が変わればそれまでです。 資格の時代といわれます。でも真の実力を求める柔軟な、まるい頭を持った学生が入学してくれることを強く望んでいます。


受講生から一言
教育統計学と言う立場からテスト自体、テストの結果をどう解釈するかについて教授されました。私は数学になじみが薄く、しばしば前提となる知識も欠如していたのですが、そんなときも気軽に基本的なことから分かりやすく的確に説明していただけます。先生の授業の特色は人間味あふれる懐の大きさと、深い教育心理学の理解、知識がうみだす学問的雰囲気にあるような気がします。ぜひ後輩にも積極的に受講して欲しいと思います。