野口 裕之の画像

教授:野口 裕之(のぐち ひろゆき)      東京大学大学院教育学研究科 教育学博士


項目応答理論と呼ばれる新しいテスト理論に関する理論的及び実際的な研究を進めている。理論面では主として潜在特性尺度を等化する方法の開発を進めて来た。実際的な面では、コンピュータを利用した適応型テストを鉄道の運転関係職員の適性測定場面で試験開発した。また、外国人日本語学習者の日本語能力を測定する大規模テストに関係する実際的な問題に対して心理測定理論的な検討を行なっている。特に最近は、口頭能力の測定方法について関心を持っている。単に理論的な研究に終わらず、実際の問題の解決に役に立てる研究をしたいと考えている。


【主要論文・著書】

  1. 組織心理測定論 −項目反応理論のフロンティアー., 白桃書房1999 (渡辺直登と共編著)
  2. 大規模口頭能力試験における分析的評価の試み., 日本語教育, 2004 印刷中,(庄司惠雄ほか と共著)
  3. Validating Japanese Language Can-do-statements., The 25th Language Testing Research Colloquium(LTRC)., Ito,S. et al.,2004.