阿曽沼 明裕の画像

教授:阿 曽 沼 明 裕 ASONUMA, Akihiro  (広島大学大学院) 博士(学術)

大学の教育研究活動が社会の中でどのように位置づけられ、どのように機能し、また社会によってどのように規定されるのか、といった問題に関心を持つ。簡単にいえば大学と社会との相互関係である。こうした問題を制度、組織、経済、政策といった要因に着目しながら考察している。これまで取り組んできた研究テーマは以下の通りである。
(1)国立大学財政に関する研究
(2)科学政策、特にリサーチ・ファンディング・システムに関する研究
(3)研究大学に関する国際比較研究
(4)大学院の組織的・財政的基盤に関する研究
(5)大学の研究所・研究組織に関する研究

専門領域
《大学論》
現代社会において、大学は科学技術を含むあらゆる知識の生産・流通・消費の拠点として不可欠の存在である。 大学や知識について、その社会的機能、内部構造、社会的基盤、社会的規定性に関する基礎的な研究を、社会学、経済 学、歴史学、科学論、国際比較などをベースに行い、大学とは いったい何なのか、知識とはいったい何なのかを探る。


主要著作

  1. 『戦後国立大学における研究費補助』多賀出版(2003年).
  2. (編著)『大学と学問−知の共同体の変貌』玉川大学出版部(2010年).
  3. 『アメリカ研究大学の大学院』名古屋大学出版会(2014年).