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専門領域について
Q どのようなきっかけでこの学問を始めたのですか?
私は最初は工学部で化学を勉強しました。科学技術の世界で、その一端を担って生きていくことよりも人間を社会との関係で考える学問がしたいと考えて教育学部に進路変更しました。その後、教育学におもしろさを見いだして今日に到っています。技術教育学は、まだ新しい学問領域ですが、経済学や社会政策学などの研究との境界領域に属する部分もあり、そういう点でもおもしろい領域です。


現在の研究について
Q 現在の主要な研究の内容を教えてください
19世紀の終わりから20世紀かけて、世界的に Manual training, Manual Arts,
Sloyd(スロイド)、手工科と呼ばれる新しい教科が学校のカリキュラムに導入されていきました。
この現象を歴史的な観点から研究しています。とりわけ、この現象は北欧で最初に起こったこともあり、北欧について調べています。


Q 今までの研究で一番心に残っている出来事、ハプニングを教えてください
以前に、家庭科教育史、女子教育史を勉強したことがあり、被女性教師の教育体験、教育体験などを聞き取りをしたことがあります。この過程で、女性問題の根深さとその解決のむづかしさを知りました。


学生へのメッセージ
Q 求められる学生像を教えてください、またその他なんでも結構です。
フィールドワークなどの自分の足でかせぐ姿勢と自分の関心にあわせていろんな本を読むことが大事であると思います。

指導生から一言
横山先生は,非常にアクティブな方で,内外の様々なところへ出かけては,たくさん の資(史)料や情報を収集されてきます。先生のゼミでは,工作教育や北欧の女性の 職業と教育などに関する内外の文献の購読とそれに基づくディスカッションが行われています。