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院・教 2単位 秋学期月7
担当教員 丸山
MARUYAMA
科目名 高等教育学研究Ⅱ
Seminar on Higher Education II
高専人科目名 高等教育経営論-政策過程論(専門職を俯瞰する)-
EdD科目名 高等教育経営論-政策過程論(専門職を俯瞰する)-
概要/Outline 政策過程論は、政策形成プロセスのメカニズムの解明や、諸アクターの利害・影響力の分析を通じて、更なる政策形成・改善に資する知識やモデルを提供するアプローチです。今年度は、「専門職の養成カリキュラム」に焦点をあてます。政策過程分析の基本的な枠組みを学んだうえで、医師、看護師、心理職、教員等の養成カリキュラムが、政策として定められる過程について、議事録分析の体験を交えながら、理解を深めていきます。
This course deals with the policy-making process of professional education. It also enhances the development of student's skill in analyzing policies of higher education.
到達目標/Objectives ・専門職養成の政策過程を分析するための基本的な枠組みと手順について理解する。
授業の内容/Contents 1.オリエンテーション
―自己紹介、この授業に関する説明を行います。詳細なシラバスを配布します。
2~5.政策過程論の考え方を理解する
―様々な政策課題の理解と分析に応用できるアプローチとして、政策過程論の基礎を学びます。
6~8. 専門職養成カリキュラムの政策過程(基礎)
―専門職養成カリキュラムの政策過程を分析する手法として、審議録・議事録分析の基本を学びます。
9~14.専門職養成カリキュラムの政策過程(事例研究)
―授業参加者が関心を持つ専門職を選択し、その専門職の養成カリキュラムが政策として定められる過程について、議事録分析を行います。
15.まとめ
―授業をふりかえり、総括します。
教科書/Textbook 教科書は用いません。
参考書・参考資料/References ・橋本鉱市、2014、『高等教育の政策過程』、玉川大学出版部
・見藤隆子他、2017、『看護職者のための政策過程入門 第2版』、日本看護協会出版会
※この他の参考書・参考資料については授業内で紹介します。
成績評価方法/Evaluation ①授業での議論への参加(50点)
②政策過程分析レポートの提出(50点)
履修条件/Conditions 双方向型の授業を目指します。みなさんの積極的な参加を求めます。
その他の注意/Remarks 受講者の関心や授業の進捗に応じて、授業の内容とスケジュールを調整します。
※特に9~14回で行う事例研究の対象については、受講者の関心に応じて柔軟に対応したいと思います。特定の専門職養成カリキュラムへの関心はないが、その他の政策での議事録分析に関心がある方については、そちらを事例研究のテーマとして選択していただいて構いません。気軽にご相談ください。