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学部 発達教育臨床コース 選必Ⅱ2単位 秋学期金4
担当教員 野村
NOMURA
科目名 発達援助臨床学講義Ⅱ
Lecture on Clinical Psychology Ⅱ
対象学年 3年 以上 他学部受講 不可
時間割コード 0213123
概要/Outline 「福祉」という言葉は広くは「人々のしあわせな心の状態や生活」をさしますが,社会福祉という概念を基本とすると,福祉の現場において支援の対象となるのは生活の中で何らかの困難さを抱えている人々ということになります。本講義では,社会福祉の動向や理念に触れるとともに,福祉現場における心理社会的課題と支援について,児童・家庭福祉,障害児・障害者福祉,高齢者福祉の分野を中心に学びます。そして,人々のよりよい生活を実現させるために心理職が果たす役割とは何かについて考えていきます。
到達目標/Objectives 福祉現場において生じる心理社会的課題および心理支援の方法について説明できる。
授業の内容/Contents 第1回 オリエンテーション:福祉心理学とは
第2回 社会福祉の歴史と近年の動向
第3回 社会福祉の理念
第4回 児童・家庭への支援(1):児童虐待に関する基礎知識①
第5回 児童・家庭への支援(2):児童虐待に関する基礎知識②
第6回 児童・家庭への支援(3):児童虐待への心理支援
第7回 児童・家庭への支援(4):貧困に関する基礎知識
第8回 児童・家庭への支援(5):子育て支援
第9回 障害児・障害者への支援(1):障害という概念に関する基礎知識
第10回 障害児・障害者への支援(2):障害児に対する心理支援
第11回 障害児・障害者への支援(3):障害者に対する心理支援
第12回 高齢者への支援(1):高齢者に関する基礎知識
第13回 高齢者への支援(2):認知症に関する基礎知識
第14回 高齢者への支援(3):高齢者に対する心理支援
第15回 福祉分野における多職種連携と心理職の役割
教科書/Textbook 教科書は特に指定しません。 毎回の授業はレジュメに沿って進めます。
参考書・参考資料/References 中島健一(2018) 公認心理師の基礎と実践17 福祉心理学 遠見書房.
その他の参考書は授業内で適宜紹介します。
成績評価方法/Evaluation 授業内の小レポート30%,定期試験70%
履修条件/Conditions 日頃から福祉に関わるトピックに関心を持ち,何らかの困難を抱えた人の心の状態や生活のあり方を積極的に理解しようとする姿勢を持っていること。
その他の注意/Remarks