学部
| 心理社会行動コース
| 選必Ⅱ2単位
| 春学期集中
| 担当教員
| 村本[非]
| Yukiko Muramoto 科目名
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| 社会行動学講義Ⅲ
| Social Psychology III 対象学年
| 3年
以上
| 他学部受講
| 可
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| 時間割コード
| 0224125
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| 概要/Outline
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「違う文化に生きる人は、違うものの見方、考え方をしているのではないか?」海外経験を通じて、あるいはメディアを通じて異文化に触れ、こうした思いを抱いたことのある人は多いのではないだろうか。この授業では、社会・文化心理学、およびその関連領域のさまざまな研究成果を手がかりに、「心と文化」の関係を多面的に検討する。
| This lecture focuses on the relationship between mind and culture from diverse perspectives, including social/cultural psychology and related domains. The course will be taught in Japanese.
| 到達目標/Objectives
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文化心理学およびその関連領域に関わる幅広いトピックスについて、主要な研究動向を説明することができる。さまざまな社会事象を文化心理学的な観点から分析し、理解することができる。
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| 授業の内容/Contents
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【Day 1】異文化に生きる人々の心理・行動傾向はどのように異なっているか | 1 序:異文化を知るということ 2 目に映る世界のかたち:知覚・思考様式の文化差 3 西洋的な自己、東洋的な自己 4 社会の現場に表れた文化差 5 グループ討論 1 【Day 2】文化の多層性・多様性をどのように捉えるか 6 甘え、情、恨…アジアの文化的概念 7 文化の多層性、多様性:「西洋vs.東洋」を越えて 8 心と文化を結びつける基本原理 9 信頼社会と安心社会 10 グループ討論 2 【Day 3】心と文化の研究は今後どこへ向かうのか 11 心と文化研究の新展開:①文化神経科学アプローチ 12 心と文化研究の新展開:②社会生態学アプローチ 13 環境変化の中での文化の維持・変容 14 まとめ 15 最終課題(授業時間内に回答、提出する)
| 教科書/Textbook
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使用しない。
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| 参考書・参考資料/References
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リチャード・E・ニスベット(著)・村本由紀子(訳)(2004). 木を見る西洋人・森を見る東洋人:思考の違いはいかにして生まれるか. ダイヤモンド社. | その他の文献については授業中に紹介する。
| 成績評価方法/Evaluation
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授業中に実施する討論への参加や小課題等の提出状況(50%)、および最終課題の回答内容(50%)による。
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| 履修条件/Conditions
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| その他の注意/Remarks
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授業時間内に、講義内容に関連した心理学実験・調査への参加を求めることがある。
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