戻る
学部 国際社会文化コース 選必Ⅱ2単位 春学期集中
担当教員 澤田[非]
科目名 人間形成学講義Ⅲ
対象学年 3年 以上 他学部受講
時間割コード 0227630
概要/Outline 本講義では,およそ以下のような内容を扱う。
①カリキュラム論・教育課程編成論の理論的枠組や主要論点について
②現代先進諸国及び現代日本における教育改革の諸相について
③新学習指導要領の可能性と問題点について
④批判的教育学の意義と課題について─いくつかの実践的事例の参照を通じて
到達目標/Objectives カリキュラム論・教育課程編成論や現代先進諸国及び現代日本における教育改革に関する基礎的理解を自らのものとするとともに,北米における批判的教育学の理論やこれらに関連する実践事例の理解に基づいて,新学習指導要領(平成29年)の主要論点を批判的に考察できるようになることを目指す。
授業の内容/Contents 第1回:オリエンテーション(講義全体の概要)/新学習指導要領改訂動向(入門編)
第2回:近代社会とカリキュラム
第3回:ポスト近代(後期近代)社会・知識基盤社会とカリキュラム─現代カリキュラム改革の社会的背景
第4回:学力観の変遷と学力テスト:PISA及び全国学力・学習状況調査B問題
第5回:カリキュラム理論の諸相─カリキュラム概念の拡大と隠れたカリキュラム
第6回:教育課程政策の基礎:学習指導要領と近年の改訂動向
第7回:学習評価論の基礎と指導要録
第8回:学習指導要領の要点整理1:改訂指針の概要とその意味
第9回:学習指導要領の要点整理2:同解説総則編について
第10回:批判的教育学の概要
第11回:批判的教育学の重要課題
第12回:批判的教育学のこれから
第13回:カリキュラム改革の事例(比較教育学的観点から):日米公立デモクラティック・スクールにおける実践1
第14回:カリキュラム改革の事例(比較教育学的観点から):日米公立デモクラティック・スクールにおける実践2
第15回:まとめ─カリキュラムの多元的理解
教科書/Textbook 文部科学省 中学校学習指導要領 解説 総則編
マイケル・アップル,ジム・ビーン編『デモクラティック・スクールズ:力のある学校教育とは何か』上智大学出版会/ぎょうせい,2013年
参考書・参考資料/References 参考書や資料については,授業のなかで適宜指定,紹介する。
成績評価方法/Evaluation 参加状況・リアクション・ペーパーを含む授業内外の課題の提出状況(50%)と最終レポート(50%)から総合的に評価する。
履修条件/Conditions ・初回授業に欠席しないこと。
・上記テキストの通読を講義開始日までに完了していること。
その他の注意/Remarks