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学部 生涯教育開発コース 選必Ⅰ2単位 春学期集中
担当教員 石井(拓)・中嶋・吉川・江頭
Padagogical Field Work
科目名 EDUED3101J 地域教育調査実習
Padagogical Field Work
対象学年 3年以上 他学部受講 不可
時間割コード 0200011
概要/Outline 本実習では 足尾鉱山鉱毒事件において、鉱毒被害を国会質問で取り上げ、その後、強制廃村となった地域に鉱毒被害者ともにとどまり続けた田中正造に関する資料調査を行ないます。田中正造は、今日も小学校国語教科書の題材としてとりあげられているほか、田中正造に関する資料が、いまも、現地の郷土歴史家らによって新たに発掘がすすめられています。資料収集の方法や保存について、現地の資料館の専門家から学ぶと同時に、教材の活用方法や地域の博物館や資料館の役割等、多面的な角度から学びます。
授業は事前指導と学外調査実習とから構成されます。事前指導は春学期の学期中に1~2回程度開催し、学外調査実習は、夏季休業期間中(8月~9月)に2泊3日ないしは3泊4日の日程で栃木県・群馬県内で実施します。事前指導および学外調査実習の日程は、受講者の皆さんと相談して決定します。
最後に受講生の皆さんの研究成果のレポートをまとめて報告書を作成します。
This course deals with Syozo Tanaka who kicked around the environmental pollution as outing himself in positon of communities in the Asio Mineral Poison Accident. Syozo Tanaka is the person who is picked up in the textbook of elementary schools today, and local historians are collecting his data. You will learn how to collect and preserve the date from local museum archivist, and understand the local museums and local archives.
This course is composed of guidance and off-campus research. Guidance is held one or two times in a spring term, and off-campus research is held during summer vacation in Tochigi-ken and Gunma-ken for three days (or four days). Schedule about guidance and off-campus research is decided in discussion by everyone.
To end report collection is created based on student's research results.
到達目標/Objectives 自ら研究テーマを設定し、テーマに即して研究をすすめるための調査の方法ならびに収集資料に基づく分析の方法等、総合的な力を養います。
授業の内容/Contents 学期中に実施する事前指導では、学外調査実習のスケジュールに関することなどの実務的な打ち合わせのほか、各個人の研究テーマの設定および調査の進め方についての検討を行います。また、田中正造に関する基本文献等を提示し、まずは調査に関する予備的な知識の習得を行ないます。
学外調査実習における訪問先は、具体的には、主な訪問先は、渡良瀬川流域や旧谷中村、田中正造記念館(群馬県館林市)、佐野市郷土博物館(栃木県佐野市)等を予定しています。その他、上記以外にも受講者の皆さんと相談しながら訪問先を決めていく予定です。
教科書/Textbook 特に指定しません。
参考書・参考資料/References 授業内で指示します。
成績評価方法/Evaluation 授業への参加状況とレポートにより評価します。
履修条件/Conditions 「授業の内容」でも記載していますが、コースによる履修の縛りは一切ありません。また、「社会・産業教育調査実習」との同時受講も可能です。
その他の注意/Remarks ①主担当教員の江頭のメールアドレスは次の通りです。egashira.tomohiro@c.mbox.nagoya-u.ac.jp
②学外の施設を訪問するという性格上、相手先との関係からどうしてもある程度の参加者数が求められます。そのため受講登録者が5名に満たない場合、受講登録者と相談の上、本授業を不開講とすることがあります。仮に不開講とする場合、受講登録者のうち1コースの方に関しては、担当教員の方で「社会・産業教育調査実習」での受け入れをお願いしますので心配しないでください。
③初回のオリエンテーション(4月中に実施)において事前指導と学外調査実習の日程を決定します。つきましては受講を登録された方は、4月7日~11日の間に、4月17日~28日の平日の8時45分~18時の中で空いている時間帯を主担当教員の江頭までメールでご連絡ください。その結果を受けましてオリエンテーションの案内をします。