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院・教 2単位 前期月6
担当教員 江頭
科目名
高専人科目名 教育社会史Ⅰ
EdD科目名 教育社会史Ⅰ
概要 本授業では、ヒトラー・ユーゲント(Hitlerjugend,HJ)について取り上げます。HJは、元々はナチ党の組織でしたが、ナチの政権掌握後、他の青少年団体を解散に追い込む中で勢力を拡大し、1936年12月にはHJ法によって国家組織となりました。第二次世界大戦期には、青少年の戦争動員のためにHJが用いられました。このような、学校外教育を通してナチ体制を献身的に支えるナチ的青少年の育成を行ったHJの問題に関して、英文文献によりながら検討していきます。
到達目標 テーマに関わる考究を通して、教育社会史の研究に必要な知識や視点を身につけることを目標とします。
授業の内容 本授業は文献の輪読と自由討論を主な柱とします。毎回報告者を決めて報告者を中心として議論を展開していきます。検討する文献は、 ケーターの『ヒトラー・ユーゲント』です。
01..オリエンテーション
02.訓練・規律・リーダーシップの問題①
03.訓練・規律・リーダーシップの問題②
04.平和時のドイツ女子青年団①
05.平和時のドイツ女子青年団②
06.平和時のドイツ女子青年団③
07.第二次世界大戦における挑戦①
08.第二次世界大戦における挑戦②
09.優生学と人種①
10.優生学と人種②
11.優生学と人種③
12.反対の多様性①
13.反対の多様性② 
14.反対の多様性③ 
15.まとめ
教科書 Michael H. Kater: Hitler youth, Cambrige 2004. (ISBN:067401991)
参考書・参考資料 授業の中で適宜紹介します。
成績評価方法 報告の内容を30%、毎回の討論への参加状況を70%として評価します。
履修条件 特にありません。
その他の注意 特にありません。