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学部 生涯教育開発コース 選必Ⅱ2単位 後期月4
担当教員 吉川
科目名 教育社会史講義Ⅱ
対象学年 2年以上 他学部受講
時間割コード 0221411
概要 テーマは「戦後教育史」。 今日の日本の教育は、明治維新以後の近代化のなかで国家の主導によりその原型が形づくられ、1945年のアジア・太平洋戦争敗戦後の改革によって理念の転換を経て基本的な形ができあがった。その後も、1960年代以降の急速な経済成長や国土開発、その後の社会の情報化、国際化が進むなかで教育の土台となる地域社会もこれまで以上に大きな変化にみまわれている。そこで、本講義では、戦後改革から現在にいたるまでのおよそ60年間の日本における教育の歴史的展開について、1940-50年代、1960-70年代、1980-90年代、2000年以降という四期に分けて概説する。
到達目標 戦後教育史を理解するうえで必要となる基本的な知識と視座を修得する。
授業の内容 1 イントロダクション 教育社会史とはなにか/「戦後」の時期区分/文献紹介
2 戦前教育の残した課題
3 戦後教育改革の開始
4 教育理念の転換 
5 新学制の成立
6 新学制の実施①
7 新学制の実施②
8 「逆コース」下の教育① 
9 「逆コース」下の教育② 
10 「戦後」教育体制の成立
11 「戦後」教育体制の展開
12 「戦後」教育体制の動揺①
13 「戦後」教育体制の動揺②
14 「戦後」教育体制の崩壊
15 まとめ

教科書 江藤恭二監修『新版 子どもの教育の歴史』名古屋大学出版会、2008年。その他、授業のなかで適宜資料を配布する。

参考書・参考資料 中村政則『戦後史』(岩波新書、2005年)、山住正己『日本教育小史』(岩波新書、1987年)、久保義三ほか編『現代教育史事典』(東京書籍、2001年)など。その他、授業のなかで適宜紹介する。

成績評価方法 期末テストによる。
履修条件 とくになし。
その他の注意 とくになし。