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学部 生涯教育開発コース 選必Ⅱ2単位 前期月4
担当教員 吉川
科目名 教育社会史講義Ⅰ
対象学年 3年以上 他学部受講
時間割コード 0215311
概要 「近代日本教育制度史」について講義を行う。
 今日の日本の教育制度は、日本の歴史的な条件の上に成立し、時間をかけて形成されてきたものである。このため教育をめぐるさまざまな問題について正しい理解を得ようとするならば、今日の状況だけをみるのでは不十分である。歴史的な視座からの奥深い議論がなされる必要がある。そこで、この授業では、近代教育制度が成立した幕末・明治維新期から、アジア太平洋戦争期に至るまでの約100年間にわたる日本の近代教育制度の歩みを概説する。

到達目標 近代日本における教育制度の展開過程に関する基本的な知識と視座を身につけること。
授業の内容 1 教育社会史を学ぶにあたって
2 幕末・明治維新期の社会と教育(1)
3 幕末・明治維新期の社会と教育(2)
4 近代教育制度の発足(1)
5 近代教育制度の発足(2)
6 近代教育制度の発足(3)
7 国家主義教育体制の確立(1)
8 国家主義教育体制の確立(2)
9 国家主義教育体制の確立(3)
10 国家主義教育体制の確立(4)
11 「大正デモクラシー」期の教育(1)
12 「大正デモクラシー」期の教育(2)
13 戦争と教育(1)
14 戦争と教育(2)
15 まとめ

教科書 江藤恭二監修『新版 子どもの教育の歴史』(名古屋大学出版会、2008年)。このほか適宜、資料を配布する。

参考書・参考資料 山住正己『日本教育小史』(岩波新書、1987年)、久保義三ほか編『現代教育史事典』(東京書籍、2001年)など。その他、授業のなかで適宜紹介する。

成績評価方法 期末テスト(100%)

履修条件 とくになし。
その他の注意 とくになし。