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院・教
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| 2単位
| 秋学期金3
| 担当教員
| 渡邉
| Watanabe 科目名
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| カリキュラム学研究Ⅲ
| Seminar on Curriculum Studies III 高専人科目名
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| カリキュラム論Ⅲ
| Curriculum Studies III EdD科目名
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| カリキュラム論Ⅲ
| Curriculum Studies III 概要/Outline
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本ゼミナールは、ニクラス・ルーマンの『社会システム理論』への入り口として、ゲオルク・クニールとアルミン・ナセヒの著書『ルーマン社会システム理論』の購読およびシステム理論の講義との一部反転授業を通して、システム理論についての知識を習得すること、そして社会・教育現象の分析や説明にいかにシステム理論が使えるのかを考察できること、そして研究への応用を考察できることまでを目的とする
| This seminar aims at helping students to acquire knowledge on “System Theory” by reading Georg Kneer and Armin Nassehi’s Niklas Luhmann’s Social System Theory (1993). The seminar also aims at applying the system theory to explaining social and educational phenomena by students themselves
| 到達目標/Objectives
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受講者が授業終了時に以下の知識・技能、資質・能力を身につけていることを目標とする。 | ・システム理論の概念が理解できる。 ・システム理論を使って、社会・教育現象を説明することができる。 ・新しい理論のパラダイムとはいかなるものかを考察することができる。
| 授業の内容/Contents
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開講:システム理論とはいかなるものか(I. 序論) | 反転授業:ルーマンのシステム理論について疑問点を討論する。各自の分担発表について考える。 II. 学際的パラダイムとしてのシステム理論 1. 一般システム理論 2. 社会学における全体論的な考え方とシステム理論的考え方 III. 社会システムの理論 1. 機能―構造システム理論 2. システム理論の新たな発展 3. 心的システムのオートポイエシス 4. 創発的秩序レベルとしての社会システム 5. コミュニケーションと行為 6. 観察 IV. 社会の理論 1. システム分化と第一次的社会分化 2. 社会構造と意味論 3. 分化形態の転換としての社会進化 4. 統一性と差異 5. 人格、包摂、個人 V. 社会診断 1. リスク 2. 道徳 3.批判
| 教科書/Textbook
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クニール, ゲオルク、アルミン・ナセヒ, 1993, 『ルーマン社会システム理論』新泉社
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| 参考書・参考資料/References
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必要に応じて授業内に参考文献を指示する。
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| 成績評価方法/Evaluation
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担当発表会におけるレジュメと資料・討論の課題と発表(70%) | 授業内における議論への貢献(30%)により評価する。 総点60点以上を合格とする。
| 履修条件/Conditions
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社会学に関する基礎知識があること、カリキュラム学研究IおよびIIIの理論と方法論の授業を履修したことがあること、これ以外の場合は担当教員と直接コンタクトを取り事前に許可を得ること
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| その他の注意/Remarks
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