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開講中止 Canceled


学部 選必Ⅱ2単位 春学期火2
担当教員 溝川
Mizokawa
科目名 生涯発達心理学演習Ⅰ
Seminar on Life-span Developmental Psychology 1
対象学年 3年 以上 他学部受講 不可
時間割コード 0215212
概要/Outline 幼児期の社会性の発達についての学修を通じて,人間の発達に関わる諸問題への関心を高めるとともに,発達心理学の様々な視点と知見,基礎的な研究技法を習得することを目的とする。
本授業では,文献購読,映像視聴,討議を通して,子どもの発達や発達研究のおもしろさに触れるとともに,発達研究の方法を学ぶ。授業の前半では,社会性の発達に関する文献購読を行う。授業の後半では,幼児期の子どもの発達を記録した映像を視聴する。授業での学修をふまえて,最終的に,各自が発達心理学的研究を立案する。

This course deal with social development in young childhood. The aim of this course is to help students acquire basic knowledge about child development and research methods in the field of developmental psychology. It also enhances the development of students’ interest in various matters relating to human development.
到達目標/Objectives 授業終了時に,以下の知識・能力を身につけていることを目標とする。
1)幼児期の社会性の発達の特徴を理解し,説明できる。
2)授業で扱った専門用語について適切な説明ができる。
3)子どもを対象とした研究方法に関する基本的な知識を身につけ,説明できる。
授業の内容/Contents 初回の授業では、オリエンテーションと文献購読の発表分担を行う。第2回~9回の授業では,受講生が担当箇所の内容に関する発表を行った後,全体で議論を行う。第11回~13回の授業では,幼児の発達を記録した映像資料を視聴した後,全体で議論行う。最後にまとめとして,受講生は自らの関心に基づいた発達心理学的研究を立案する。

・第1回 オリエンテーション,文献購読の発表分担
・第2回 意図の理解と行動のコントロール(1)指差し,因果関係
・第3回 意図の理解と行動のコントロール(2)実行機能
・第4回 他者の心を理解する心(1)心の理論,道徳性
・第5回 他者の心の理解する心(2)個性の理解
・第6回 他者とのやりとりを通して育まれるもの(1)遊び,感情理解
・第7回 他者とのやりとりを通して育まれるもの(2)教示行為
・第8回 社会性の発達を支える認知能力(1)イエスバイアス,記憶
・第9回 社会性の発達を支える認知能力(2)想像と現実
・第10回 映像視聴:子どもの発達の姿(1)3歳
・第11回 映像視聴:子どもの発達の姿(2)4歳
・第12回 映像視聴:子どもの発達の姿(3)5歳
・第13回 映像視聴:子どもの発達の姿(4)遊びを通した発達(3~5歳)
・第14回 研究計画の立案
・第15回 総括
教科書/Textbook 清水由紀・林創 編著(2012)他者とかかわる心の発達心理学 金子書房
参考書・参考資料/References 授業内で適宜紹介する。
成績評価方法/Evaluation 発表内容(50%),授業参加態度(30%),小レポート(研究計画の立案)(20%)に基づいて総合的に評価する。総点60点以上を合格とする。
履修条件/Conditions 関連する科目:「人間発達の心理学(発達心理学)」
その他の注意/Remarks 初回の授業で文献購読の発表分担を行うため,あらかじめ教科書を入手しておくこと。