学部
|
| 選必Ⅱ 2単位
| 秋学期金1,2(
隔週)
| 担当教員
| 中谷
| Nakaya 科目名
|
| 学習行動学講義Ⅰ(教育・学校心理学) [2017年度以前入学生: 学習行動学講義Ⅰ]
| Learning and Memory I (Educational and School Psychology) 対象学年
| 2年
以上
| 他学部受講
| 可
|
| 時間割コード
| 0211211[2017年度以前入学者用:0214122]
|
| 概要/Outline
|
・人間の発達と教育における動機づけの諸理論について学び、動機づけ心理学の専門知識を身につけること、そして社会の諸問題に対する心理学的な理解・研究法の考え方を修得することを目的とする。 | ・意欲、すなわち動機づけの問題は、学習や発達、そして適応を考える上で非常に重要な意味をもつ。動機づけとはいかに形成され、促されるのか。またどのような場面、状況で動機づけは低下するのか。欲求階層論、原因帰属理論、達成目標理論などの動機づけに関わる諸理論を概観しながら検討してゆく。授業の各トピックについて、教育現場における意欲と対人関係、そして適応をめぐって、心理学的にどのように理解するか、そしてそれらの課題をどう支援すればよいかについて議論し、学んでゆく。本授業を通して、動機づけ理論の視点から、われわれの日常的経験を捉え直すこと、そして今後の社会における重要な動機づけ関連概念について議論する力を身につけることを目指す。
| 到達目標/Objectives
|
・教育心理学における動機づけ研究の基礎とその展開に関する専門知識を修得することができる。 | ・動機づけ理論に基づいて、現代社会の諸問題について理解を深め、その解決の方策について議論することができる。
| 授業の内容/Contents
|
主な授業内容は以下の通りである(各項は授業内容であり、授業の回数とは一致していない) | Ⅰ 動機づけ理論の基礎 1. 動機づけとは 2. 動機と情動 3. 動機づけの原因帰属理論 Ⅱ 人間関係と動機づけ 1. 動機づけの内在化 2. 社会的動機づけの過程 3. 教師と生徒の人間関係 Ⅲ 動機づけとライフコース 1. 発達段階と動機づけ 2. 困難状況における動機づけ 3.自己実現における動機づけの役割
| 教科書/Textbook
|
特に指定しない
|
| 参考書・参考資料/References
|
鹿毛雅治 2013 学習動機づけの理論 | 金子書房 中谷素之・伊藤崇達編著 2013 ピア・ラーニング 学びあいの心理学 金子書房 森敏昭・秋田喜代美編 2006 教育心理学キーワード 有斐閣 その他、授業内で適宜紹介する。
| 成績評価方法/Evaluation
|
・評価方法: | 平常点(小レポートなどによる授業関与度:70%)・最終レポート課題(30%) ・評価内容: 動機づけ研究の基礎とその展開に関する専門知識を習得していること 動機づけ理論に基づき現代社会の諸問題について理解しその解決について議論できること
| 履修条件/Conditions
|
心理学の基礎的知識を理解していることが望ましい
|
| その他の注意/Remarks
|
|
| |