戻る
学部 選必Ⅰ 2単位 春学期木3,4
担当教員 松本(真)
Matsumoto M.
科目名 心理行動科学実験演習7[投影法]
Seminar on Research Method 7
対象学年 3年 以上 他学部受講 不可
時間割コード 0214322
概要/Outline 人間発達科学の専門的研究として投影法について学び、臨床心理学的課題解決の一技法を学ぶことにより、臨床心理学に関する高度な専門知識・技法ならびにリサーチスキルを身につけることを目的とする。具体的には、投影法とは何か、投影法を通してアセスメントの意義、臨床心理学的実践と研究に対して投影法はどのように役立つのかといったことをを中心に、投影法の代表であるロールシャッハ法を通して学ぶ。
This seminar deals with the Projective techniques. The aim of this seminar is to learn an analysis and making report and understand the Projective techniques.
到達目標/Objectives 1)投影法の代表であるロールシャッハ法について体系的知識・分析と解釈の技法を習得する。
2)投影法の習得を通して、臨床心理学課題解決に貢献できる能力を身につける。

1)Learning the Rorschach analysis and findings.
2) Acquiring ability of insight into the Projective techniques.
授業の内容/Contents 以下は各回3・4時間目の2コマ授業の内容である。

1.投影法概論(人間発達科学研究としての投影法)
2.ロールシャッハ法概論
3.包括システムによるデータのコーディング①
4.包括システムによるデータコーディング②

5.包括システムによる解釈
 名大式技法によるデータのスコアリング①
6.名大式技法によるデータのスコアリング②

7.名大式技法による解釈
8.まとめ
教科書/Textbook 1.ロールシャッハ・テスト実施法
 高橋雅晴他 金剛出版
2.ロールシャッハ法解説ー名古屋大学
 式技法ー
 上記は学部所蔵図書を期間中貸し出す
参考書・参考資料/References 講義中に紹介する。
成績評価方法/Evaluation 1.出席および平常点 60%:
 臨床心理学的解決の高度な技法の習得度を中心に評価する。

2.最終レポート 40%:
 臨床心理学的援助と研究における投影法の意義についての考察能力を評価する。
 上記のうち60%以上を満たす場合単位を認定する。

履修条件/Conditions 履修条件
 他学部履修は不可。授業への積極的参加はもちろんのこと、毎回の課題にも積極的に取り組むこと。
関連する科目
 臨床心理学関連科目全般。
その他の注意/Remarks 投影法に関心があり、積極的に授業参加する学生の受講を期待しています。