戻る
学部 選必2単位 秋学期火1,2
担当教員 柴田・坂本
Shibata
科目名 教育方法学講義Ⅰ -教育方法概論-
Lecture on Methods of Education 1
対象学年 2年 以上 他学部受講 不可
時間割コード 0213202
概要/Outline 今日の教育上の課題と関わらせながら、教育方法の基礎となる理論や、優れた授業実践事例を学ぶともに、教師に必要とされる授業実践力の基礎を身につける。講義だけでなく一部に演習を取り入れる。教育方法学の基本的概念の理解と、論理的思考力の向上を図る。
Topics covered in this course include the foundations of methods of education, good practices of lessons, and basic competency of teaching.
到達目標/Objectives この授業では、次の知識や技能を身につけることを目標とする。
・教育方法の基礎理論を理解する
・授業実践力の基礎的知識と技能を身につける
・授業研究に関する基本的な知識と技能を身につける
授業の内容/Contents 第1回~第2回:オリエンテーションおよび共通課題の理解
<共通課題>
・生活と科学の統合(教育方法学の役割と変遷を含む)
・学びの本質と「アクティブラーニング(学習科学・学習理論の変遷を含む)
・問題解決学習の今日的な意義と課題(学習指導要領の変遷を含む)
・工学的アプローチによる授業の設計・実施・評価(指導案作成を含む)
・納得の学びとは(教材研究、PCKを含む)
・協同の学びとは(協働学習、学びの共同体を含
む)
・知のネットワークと構造化(教科書、板書を含む)
・問いによる教育(発問、教師と学習者の関係性を含む)

第3回~第4回:発展課題の理解
<発展課題>
・地域に根ざした教育のあり方(地域と学校の連携、学校を基盤とするカリキュラム開発を含む)
・学習者中心の授業(カルテ・座席表)
・学習の文化(豊かな学びと試験)
・子ども・教師・学校・家庭・社会の関係性(制度的空間と自然主義)

第5回~第6回:教材研究と教材開発

第7回~第8回:教科書分析

第9回~第10回:名古屋市科学館の展示教材の内容と展示(方法)の意義

第11回~第12回:模擬授業の準備

第13回~第14回:模擬授業

第15回:まとめ



教科書/Textbook 授業内で適宜資料を配布する
参考書・参考資料/References ・日本教育方法学会(編)「教育方法学研究ハンドブック」学文社
成績評価方法/Evaluation (評価の方法)
本授業では、次の方法で評価する。ただし、いかなる理由であれ、授業の全体の3分の2に出席が満たない場合は評価の対象としない。
・受講態度(30%)
・レポート(40%)
・模擬授業(30%)

(評価の基準)
小レポートと期末試験の評価観点は次のとおりである。
〔関心・意欲〕
自らの経験や思想と関わらせながら、意欲的に取り組む。
〔知識・理解〕
文献を適切に読解することなどを通して,多様な知識を身につけ得るとともに,理解を深める。
〔分析・考察〕
過去の実践事例や自らの模擬授業の経験を、幅広い視野や知識にもとづいて考察し、思考を深める。
〔発表・表現〕
グループディスカッションでは、テーマに関わる自らの考えをわかりやすく発表する。

総点60点以上を合格とする。
履修条件/Conditions 履修条件は要さない
その他の注意/Remarks グループワークを行う。