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大学には、就職のためだけに進学するのではありません。しかし、社会の求める専門的能力を身につけて、それを発揮できる職場に就職することは、きわめて望ましいことだといえます。名古屋大学教育学部の出身者は、その専門性を生かして各界で活躍しています。高校の校長や教頭の職にある人たち、国家公務員として教育行政や研究にたずさわる人たち、民間企業のさまざまな職種で活躍する人たちも多数います。副知事や教育長といった県の要職や国の局長などについた人もあります。また、多くの卒業生は大学院を修了後、全国の大学や研究所において、教育と研究にたずさわっています。 《研究者への道》 大学院教育発達科学研究科には、教育科学専攻と心理発達科学専攻の二つが設置されています。大学院生は、いずれかの専攻に所属し、指導教員の指導のもとに、将来の研究者、あるいは、高度の専門的職業を目指して研究に励んでいます。大学院は博士課程前期課程2年、博士課程後期課程3年の通算5年のコースからなっています。前期課程を修了し、修士論文が認められた場合は修士(教育学、心理学)の学位が、また、後期課程を修了して博士論文が認められた場合は、博士(教育学、心理学)の学位が授与されます。 〈最近の卒業生の主な就職先〉 アイシン精機、愛知県、アーク証券、アクセンチュア、アストラゼネカ、旭化成、エーザイ、エス・ティ・ワールド、オービック、JTB、味の素、
NHK、NTTグループ、大垣共立銀行、河合塾、紀伊國屋書店、
麒麟麦酒、岐阜県、サントリー、三洋堂書店、JR東海、清水建設、
十六銀行、新日鐵、鈴木自動車、住友金属、住友生命保険、ソ
ニー、大同特殊鋼、大和ハウス工業、宝酒造、中日新聞、中部
ガス、千代田海上火災保険、東邦ガス、東海テレビ、東海バン
キングソフトウェア、東京海上火災保険、東京都、東京三菱銀行、
東芝、豊田自動織機、トヨタ自動車、トヨタ車体、トヨタソフトエン
ジニアリング、豊田通商、トヨタホーム、名古屋市、名古屋鉄道、
名古屋テレビ、名古屋空港ビルディング、日興コーディアル証券、
日産自動車、日本IBM、日本ガイシ、日本交通公社、日本電気、
日本電装、日本道路公団、日立金属、日立情報システムズ、日
立製作所、ブラザー工業、富士ゼロックス、富士通、富士通コン
ピュータテクノロジー、ベネッセ、法務省、松坂屋、松下電器、丸善、
三重県、三重電子計算センター、三井信託銀行、三井住友銀行、
三井ホーム、マツダ、三菱電機、名鉄百貨店、ヤマハ発動機、
UFJ銀行、リクルート、理想科学工業、厚生労働省、ワコール 《さまざまな資格》 教育学の学士号を得ることに加えて、必要な単位をとれば、次のような免許や資格を取得することができます。
《心理臨床家への道》 最近、「臨床心理士」をはじめとして、カウンセラーや心の専門家を目指す人たちが増えてきています。「臨床心理士」の資格を得るためには、少なくとも大学院で修士の学位を取得する必要があります。本学の大学院前期課程、心理発達科学専攻・精神発達臨床科学講座を修了して、臨床心理学を生かした職域(医療、病院、児童相談所、民間企業、家庭裁判所など)に進路をとっている人たちも増えてきました。また、大学院後期課程に進学し、研究者への道を進もうとする人たちもいます。 ■ 私は臨床心理学に興味を持って、教育学部に入学しました。しかし、臨床心理のほか認知心理、生涯教育、学校教育など多彩な分野の講義・演習を受講する中で、また大学の授業以外にも様々な経験を重ねる中で、次第に生涯教育に惹かれ、3年次には生涯教育開発コースを選択しました。このようにまだ何も分からない入学時に自分の専攻を決めてしまうのではなく、大学での勉強・経験を重ねる中で自分の興味関心を確かめながら最終的な専攻を決められる点も名古屋大学教育学部の魅力だったと思います。
■教師になってはや5年…。思い通りに授業が展開せずに落ち込むことも、生徒の相談に良い答えを出すことができずに悩むことも数多くあり、学習指導や生徒指導、進路指導に悪戦苦闘する毎日が続いています。ときには自分の想いが生徒たちに伝わらず、本気でぶつかり合うときもしばしばあります。こうした現実の厳しさに負けそうになるとき、きまって思い出すのが大学時代に教えていただいた数々の教育の形でした。自分が所属していた教育方法ゼミで毎年行われていた宮崎小学校での実習では、授業を実際に展開する中で、子どもたち一人ひとりの考え方や発達を大切に追っていくことを学びました。校種こそ違えども、子どもたち一人ひとりの気持ちや考えを大切にしようとする姿勢は、今の自分の教育の基盤となっている考え方でもあります。現実の厳しさの中で、自分の目指す教育を忘れかけたとき、必ず戻る自分の原点はこの名古屋大学教育学部で培われたものです。
■大学生活は自分の心がけ次第で、充実したものにもなれば、つまらないものにもなります。
■教育学部で私が学ばせていただいた授業のなかに、県内のある小学校でおこなった教育研究実習があります。 私達学生が計画を立て、授業をおこなうわけですが、途中でその計画を見直す必要が出てきたり、授業の後で気が付くことや反省する点が多くあり、子どもたちに助けられての一週間の授業でした。授業はなかなか思うようには進みませんでしたが、こうした研究実習、またその後に、実習でおこなった授業を分析することを通して、子どもの関心や子どもの考え、あるいは教師のあり方といったことを、具体的な授業という場の中で、また自分の実際の経験を通して、みていくことを学ぶことのできる大事な機会であったと また、計画や準備の段階から一緒に悩みながら授業をすすめたり、担当した学級の子どものことについて話をしたりと、学生同士の関わりも深く、当時も、そして卒業後の今でも、よい友人でいられることをとてもうれしく思っています。
■わたしが名古屋大学教育学部に進学しようと思ったのは,心理臨床の勉強をして 将来はその領域で働きたいと思ったからです.しかし入学してからは,個人的な 思い込みのまま走っては危ないな,と感覚的に思いました.そして無知な思い込 みに少しブレーキをかけて,サークル活動(障害児と遊ぶサークル)などで臨床 実践の感覚を実感として感じたり,先輩からの情報によって臨床の世界を客観的 に眺めたり,心理臨床を志向する自分の思いは何なんだろうと点検したりと,い ろいろな角度から心理臨床とそれを目指す自分を確認していたように思います. そうした試みをしても,やはり目指してみたいという気持ちがあったため,大学 院への進学を決めました.実際に大学院に進学して臨床実践に携わってみると, そのようにいろいろな角度から自分自身や周りを見てみるということは大切なこ とだなあと改めて思いました.心理臨床の場で人と関わることは,自分自身とも 関わることになるからです.現在は臨床と研究の活動を行っているわけですが, 現在もそしてこれからも,周囲の中での自分,自分が存在している周囲の環境に 目をむける姿勢をもって活動をしていくつもりですし,そのような姿勢は臨床と 臨床に根ざす研究には必要ではないかなと思っています.
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名古屋大学教育学部・大学院教育発達科学研究科 Copyright 1995 - 2006 School of Education, Graduate School of Education and Human Development, Nagoya University |